だらだら嫁の雑記

'96年うまれ 312ヶ月イタリア男児と15ヶ月男児と3人家族。育児、netflixを主に国際恋愛やいろいろなことを語る雑記です。

実写版「アラジン」感想 ※ネタバレあり

1週間ほど前に実写版「アラジン」見てきました🧞‍♂️

 

実写版「アラジン」のレビューをオリジナルを振り返りながらしていきたいと思います🙆🏻‍♀️

 

と、その前に。

私、物心つく前からディズニー映画とともに育ってきました。

1番好きなプリンセスはアリエルで🧜🏻‍♀️

私の中で不動の1位👑

 

アラジンも、OVAやアニメシリーズ含め何度も何度も見ました👌🏻

 

そんな生まれながらにディズニーファンの人間ですが、すべての作品を無条件で大好きなわけではなく、以前実写化された「美女と野獣」「シンデレラ」は好きじゃないわけではないのですが、特別好きでもないという感じで、実写化もフーンてな感じ、

劇場には行っておらず、国際線飛行機の中で見ました🤣

 

元々が特別好きなわけではなかったので実写版にも特に感動することなく…

シンデレラに関しては個人的に髪型がオリジナルのものとは違いすぎて受け付けませんでした😐

美人さんなんですけどね。

 

ベル役のエマ・ワトソンはとってもキレイでしたね🤗💕

召使いたちが本物の家具になってしまうところは泣きました😂

あれは実写ならではの表現の仕方ですね。

 

さて、実写版「アラジン」。

 

キャストとキャラクター像

発表されたときから、どんな感じになるのか楽しみで、ウィル・スミス出演と発表されたときには、ますます楽しみになりました。

 

さらにアラジン役、ジャスミン役発表。

ジャスミン役のナオミ・スコット、めちゃくちゃ好みのお顔立ちで(私はエスニックな顔立ちが大好きです笑)とっても美人。

ぶっちゃけオリジナルのジャスミンをはるかに超えるレベルだと思ってます😂

 

アラジン役のメナ・マスードは発表されたときの写真があまりよくありませんでしたね(個人的に)。

特に髪型がエライことになっておりまして😂

イメージと全然違うけど、特に「本当に大丈夫なのか」と怪訝に思うこともなく、公開を楽しみにしていました。

 

ジャスミン︰ナオミ・スコット

ディズニープリンセスのキャラクター像は時代とともに変化してきました。

王子様が現れるのを夢見ている白雪姫、愛するエリックと過ごすために海の世界から抜け出すアリエル。

このように待つだけのプリンセスから自分から動くプリンセスへと変化していきました。

ジャスミンは後者です。

が、やはり現代女性と比べるとオリジナルの彼女もまだまだ外の世界に憧れを持ちつつ自分からたいした行動をとっているわけではありませんでした。

それが実写版では、国民を愛し、国民のためによその国の王子ではなく自分がサルタンになりたいと強く思っており、そのために声をあげる強い女性として描かれています。

街に出たのも、ただ外に出たかったというよりは、愛する国民のリアルな生活を見て感じたかったという感じがします。

 

アラジン︰メナ・マスード

アラジンのキャラクター像は特に変わっていません。

無名の若手俳優であるメナが初々しいアラジンにピッタリだった印象です👌🏻

オリジナルでは特に変化はないのですが、実写版では街でのシーンのアラジンは長髪(とはいえロン毛なわけではないですが)、アリ王子になって以降は髪が短くなって整えられています。この変化がいいなと思いました。

これはメナの元の髪が少し長かったことから、このような変化をつけることになったようです。

 

ジーニー︰ウィル・スミス

見事に話題をかっさらっていきましたね😂

もちろん実写化にあたって、ジーニーをドウるのか、一抹の不安がありました(笑)

完全CGかと思っていましたが、ウィル・スミス出演と噂を聞き、半信半疑。

青いウィル・スミスの写真が出回ったときは誰かのイタズラかと思いました😂

しかしウィル・スミスはベテランで、演技ももちろん素晴らしい。

彼がどんなジーニーを作り上げるのか期待していました。

結果、彼は見事に新たなジーニー像を作り上げていました🧞‍♂️

オリジナルではただ自由になりたいと願うジーニーでしたが、今回の実写では「人間になりたい」と願っています。

オリジナルでも、アラビアンナイトを歌う商人とジーニーはなにか密接な関係があると囁かれていましたが、今回はそれを利用した作りに。

 

ジャファー︰マーワン・ケンザリ

ウィル・スミスの次に話題になった方です(笑)

ジャファーのくせにイケメンすぎると騒がれました(笑)

しかし、「オリジナルと全然違う💢」となることはなく、こちらも新たなジャファー像を作り上げました。

設定が追加されており、彼も昔アラジンのように貧乏のコソ泥だったが努力で現在の国務大臣という地位を手に入れたという設定に。

2番目であることに異常コンプレックスのようなものを抱き、国王になるという強い願望を持っている野心家です。

オリジナルでは、国王になりたいという思いとともに、ジャスミンを手に入れたいという様子も伺われましたが、実写では「小娘は黙ってろ」てな感じでジャスミンに興味ありません。

 

サルタン︰ナヴィド・ネバーガン

オリジナルでは、小さくてぽちゃぽちゃしていて、おつむの弱そうな、ジャスミンにも強く出れない感じのキャラクターでしたが、今回はしっかり国王感が出ていました。

実写となると、リアリティが出てきますし、王様があんなキャラクターではいかんのでしょう。

ジャファーに任せたほうがいいんじゃね?となってしまっては物語が破綻してしまいますからね(笑)

 

ダリア︰ナシム・ペドラド

実写オリジナルのキャラクター、ダリア。

ジャスミンの侍女であり親友的な存在です。

後にジーニーと恋に落ちます。

 

余談ですが、アラジンといえばインドとアラブ文化を混ぜたような世界観で、サルタンとジャファーはターバン巻いてますよね👳🏽‍♀️

インド=ターバンのイメージが定着してますが、実はターバン巻いてる人は少ないです。

なぜなら、インドはヒンドゥー教が主で、

ターバン巻いてるのはシク教という少数派。

脱線してしまうので他の詳細は割愛しますが、シク教がターバン巻いてるのは、体の毛を切ったり剃ったりしてはいけないという宗教的理由から、邪魔な長髪をまとめるためにターバン巻いているのだそう。

 

気になる物語は?

序盤に商人ではなく航海人(ウィル・スミス)が出てきます。

妻であろう人と2人の子どもたちとともに航海中。

子どもに歌(アラビアンナイト)でお話を聞かせてあげるところから物語はスタートします。 

この歌、もとの歌詞から少々変更されています。

中東=野蛮というイメージが付着してしまうのはよろしくないですからね。

特に差別反対なこのご時世で天下のディズニーが中東を野蛮な場所だとしてしまうのはマズいです。

 

そしてアラジンの逃亡劇。

オリジナルではアラジンのソロ逃亡で「ひと足お先に」が歌われますね。

実写版では盗みを働いたアラジンが逃げている間にジャスミンも(故意ではないものの)盗みを働いてしまいます。

こちらも、アラビアンナイトの歌詞変更同様、アレンジがはいります。

オリジナルでは、盗みを働いたら腕を切るんだと、商人がジャスミンの腕を取り刀?包丁?を振りかざしたところでアラジンが止めに入りますが、そんな描写野蛮すぎてマズい。

ということで、腕輪でチャラにしてやるよと言って腕を取るシーンに変更。

そこにアラジンが割って入ります。

そして二人で逃亡するんです。

(オリジナルでも二人で逃げてますが、ひと足お先にのところはアラジンのソロシーンでしたよね。)

このアレンジがよかったです✨

今まで宮殿から出たことのないジャスミンが宮殿から出て、はじめて会った青年と共に逃亡劇を繰り広げるんです。

これはジャスミンが「私なら国王になれる」という自信に繋がる出来事であり、吊り橋効果のようなもので、あの一度の出会いでアラジンに惹かれてしまう理由としても充分です。

 

オリジナルではこの逃亡劇の後、結局捕らえられてしまったアラジンは牢屋に入れられます。

そこに老爺に化けたジャファーが現れ、ランプを取ってくる代わりに自由にしてやると交換条件を出すんですね。

対して実写版では、アラジンはアブーが盗んでしまった(お宝に目がくらんで盗んだのか、アラジンとジャスミンを再び引き合わせるためだったのかは分かりませんが)ジャスミンの母の形見であるブレスレットを返すという名目で宮殿に忍び込みます。

それを見ていたイアーゴ。

ジャファーに報告し、ジャファーは「あいつならランプを取ってこれる」と、目をつけます。

無事ブレスレットを返しますが、去り際にジャスミンの髪飾りを取って「明日はこれを返に来るよ」と約束を取り付けて帰ろうとしているところを衛兵に捕らえられて、砂漠に連れて行かれます。

そこでジャファーからランプを取ってこればジャスミンに釣り合う金持ちにしてやる、と条件を持ちかけられ、洞窟に入ります。

 

この後のジーニーとの出会いのシーンは特にオリジナルからのこれといった変化はありません。

 

さてジーニーと出会い、フレンドライクミーのシーン!

実写版のフレンドライクミー、素晴らしかった😍

ダンスの一部は吹き替えが入っているのでメナ本人がすべて行ったわけではないのですが、なんにせよダンスがすごいんです✨

 

アリ王子となったアラジンは、召使いたちを引き連れてジャスミンに求婚しに宮殿へ。

ここのシーンがまた豪華ですごいんですよ!

やっぱり実写のほうが断然迫力があってスゴイ!!!

 

そしてここからが私のお気に入りポイント😂

サルタンとジャスミンにご挨拶のシーンですが、アラジンが盛大にやらかします(笑) 

持ってきた贈り物を紹介するのですが、やたらジャムに執着するためジーニーに「いい加減ジャムから離れろ」と言われます。

様々な贈り物を紹介した後、ジャスミンに「それと引き換えに何が欲しいのですか」と聞かれ、「君だ」と答えます。

ジャスミンは「私は売り物だと言いたいのですか?」と聞くのですがそれに対して「もちろん」と答えてしまうアラジン😂😂

とにかくこのギャグシーン、本当に面白くて劇場でも笑いが起きました(笑)

 

やらかすアラジンですが、優しすぎるサルタン、アラジンに「今夜収穫祭があるので君も参加したらどうだ」とお誘いしてあげるんですよ😭😭😭笑

普通娘が売り物扱いされたら憤慨してつまみ出しますよ(笑)

 

収穫祭のシーン、インド映画ぽくて素敵でした。

ジーニーの計らいもあり、ジャスミンに接近した(物理的に)アラジン、贈り物のシーンでのことを弁解しようとするのですが、ジャスミンに「踊りたい?いいわよ」と遮られ、ダンスシーンへ。

アラジンはもともとインドと中東のミックスだと先程も書きましたが、ここはかなりインド感強め。

素敵とはいえ、舞踏会のようなロマンチックなダンスではなく、インド舞踊風で盛り上がるダンスシーン。

もちろんアラジンはダンスなんてできませんのでジーニーに操られてるだけなのですが、調子に乗りすぎてジャスミンは去っていきます。

 

部屋に戻ったアラジンはジーニーに助けを求めますが、ジーニーは俺たちは友だちじゃないと断ります。

ここが寂しいですね。

オリジナルでは出会ったときからジーニーはアラジンのことを友だちのように思い、愛称としてアラジンをアルと呼んでいましたが実写でこれが消されてたのが唯一残念な点かも😗

 

ところでジーニーは侍女のダリアにひと目惚れしており(ダリアもジーニーにひと目惚れしていました)、それを利用するアラジン。

侍女がいてはジャスミンに近づけないので、ダリアを連れ出すように頼みます。

ダリアのことが気になっているジーニーは快諾。

ダリアを誘い出すシーンも面白かったです🤣

 

そしてジャスミンの部屋に忍び込み、ホールニューワールドのシーンの始まりです。

オリジナルでは世界一周してますが、現実的に考えてあの短時間で世界一周は無理があるし、時差もあるのであのシーンがずっと夜というのはあり得ないので、実写ではアグラバー周辺を飛び回っただけとスケールが小さくなっているにも関わらず、魔法の絨毯で空を飛ぶシーンは壮大で圧巻でした。

二人のキスシーンは、オリジナルでは絨毯の計らいで起きたアクシデントとなっていますが、今回は絨毯に後押しされて自らキスをしたシーンになっていて、ロマンチック感が増し増しに❤

 

さて、アリ王子の正体に気づいているジャファー、アリ王子を捕らえます。

椅子にくくりつけて

「本当にアリ王子なら死ぬ、助かったならランプを持っているということだ(お前は王子ではなくアラジンだ)」と、海に突き落としました。

 

落とされる前にランプを取って絨毯に飛び乗ってたアブー🐒

絨毯とともにアラジンを助けようと、ランプを海に投げ入れます。

(ランプ投げるよりも、落ちる手前でキャッチできないの?😂)

オリジナルでは、アラジンの手がランプに触れ、ジーニー登場!

願い事をしてくれないと助けられないといいつつ、アラジンの首がカクンとなったのを「今のはOKということだな!?(助けることを二つ目の願いとして使うことに対して)」と、アラジンを助け出しますが、

実写では契約書にアラジンの手を使ってサインして、助けるというシーンに。

オリジナルでも実写でも、このシーンはジーニーが本当にアラジンのことを友だちと思っているのが伝わってくるシーンです。

ジャファーとかなら見殺しにされていることでしょう。

 

いよいよラストシーンに。

ランプを手に入れたジャファー、国王になってしまいます。

忠実な衛兵ハキームは、国務を全うする=国王に忠実に仕えるということで、ジャファー側についてしまいます…が、

スピーチレスのシーンが入り、

(鳥肌が立つぐらい素晴らしいです)

ジャスミンにより、一瞬でサルタン側に戻ります。

 

国王という名だけでは誰もついてきてくれないと知ったジャファーは、偉大な魔法使いにしてくれと願い、ジャスミンと結婚すると言い出します。

阻止しようとしたダリアと、娘はお前にはやらん!と反抗したサルタンを魔法で捕ら苦しめます。

ジャスミンは結婚するから今すぐ辞めなさい!と一喝、ジャファーとの結婚式がスタート。

 

オリジナルでは、このジャファーのと戦うシーン、ジャスミンがジャファーの気を引く演技をしてキスまでしてしまいます😱

オリジナルの気持ち悪いジャファーだからこそ成立するシーンであって、実写のイケメンジャファーでは絵面的に美味しい感じになってしまうだけだからか、この描写は採用されず。

 

ジャスミン、誓いの言葉の最中にジャファーの腰についていたランプを奪って飛びおります。

(こんなことするくらいなら死んでやると思ったのか、アラジンが来てくれると信じていたのか、後者だと思いますが、アラジン最果て地に飛ばされていたのによく信じたな…てかこれはもうアラジンよりも魔法の絨毯の活躍です)

イアーゴが絨毯の後を追います。

ジャファーは追っているイアーゴを魔法の力で大きな鳥獣に変えます。

追いかけっこしてる間にサルタンがジャファーの魔法の杖を落として破壊し、イアーゴは元のサイズに。

しかしランプはそのまま奪われるし、ジャファーの杖は復活。

ジャファーが嵐を起こし、魔法の絨毯は破れ、アラジンたちは宮殿に飛ばされます。

そして最後の願いへ。

とんちをきかせたアラジンの計らいでジャファーはジーニーと同じくランプの魔神となってしまい、ランプに閉じ込められます。

 

アラジンは最後の願いでジーニーを自由に。

そして、ジャスミンとサルタンに嘘をついていたことを謝罪し、宮殿を去ります。

一方サルタンはジャスミンに、「国王になれ、国王なら法律を変えられる。いい青年じゃないか。」と言います。

宮殿から出てトボトボ歩くアラジンを引き止める声。

ジャスミンです。

「やっぱりこれはまずかったかな?」とジャスミンの髪飾りを取り出すアラジン。

ジャスミン、「捕まらなければ大丈夫」と言ってアラジンにキスをします。

そしてめでたく結婚💒

 

という流れ。

 

結婚式のシーンは一瞬でしたが、最後のエンドロールでしばらく結婚式のダンスシーン(ジャスミンとアラジンはあまり出てきませんが)が繰り広げられるのですが、これまた豪華で素敵😳💕

 

まとめ

ベースは変えずにところどころアレンジが入っている実写版「アラジン」、オリジナルよりも壮大でリアリティがあり、ビジュアルも最高。

個人的にはオリジナルより実写版のほうが好きです。

非の打ち所のない作品になっていると思います。

映画そのものが好きなのはもちろん、メナにどハマリしてしまいサントラとパンフレット買いました🤣🤣🤣

DVDも、予約開始したらすぐに予約する予定です🤭

 

ちなみに後日、4DXも見てきたのでその感想も書きたいと思います✨